新作落語「北斎の娘」を手掛けるにあたって
第21代 すみだ親善大使の着任を機に、地元 墨田区をPRするなかで北斎の娘・葛飾応為の作品「吉原格子先之図」と出会いました。
一度見たら忘れられない光と影の描写の美しさ。
そこから醸し出される繊細さとインパクト。
そして、哀愁。
どんな想いでこの作品を手掛けたのかが知りたくなり、葛飾応為について調べたところ、北斎の娘でありながら残した作品や資料は北斎に比べて圧倒的に少なく、生涯のほとんどを北斎の右腕として過ごした人物だということがわかりました。
応為がどんな想いで自身の作品を手掛けたのか…
天才と呼ばれた父・北斎の娘という重圧とはどんなものだったのか…
女性絵師としての苦悩とは…
父親と同じ道を歩む者として、応為に迫ってみたいと思い、新作落語として仕立て上げることにしました。
【配信掲載】
◎「報知新聞」
墨田区に東京本社がございます「報知新聞」にとりあげていただきました!
「報知新聞」 2023年6月19日
https://hochi.news/articles/20230619-OHT1T51091.html
撮影 武藤奈緒美